大森歯科医師会では以下のような地域活動を行っております
 歯の衛生週間事業   図画・ポスター・作文コンクール表彰式、展示会
 8020表彰式
 お口の健康パネル展
 お口の健康フォーラム
 寝たきり高齢者訪問歯科支援事業
 警察協力医会
 学校・保育園歯科健康診査
 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)歯科医療協力事業
 障害者施設歯科健康診査
 口腔がん検診
 講演会
 その他


「歯と口の健康週間」 図画・ポスター・作文コンクール表彰式、展示会
令和4年度、「歯と口の健康週間」図画・ポスター・作文コンクールが開催されました。
このコンクールは、歯と口の健康意識の向上の為、毎年行われています。
例年は池上会館にて受賞者の表彰式を盛大に行っておりましたが、コロナ禍との事で表彰式は中止となりました。
応募作品は、保育園・小中学校から図画・ポスターが401点、作文が17点ありました。
作品数は例年よりも少なくなりましたが、優秀な作品が多く見られました。
今回のコンクールをきっかけに、児童・生徒のみなさまとご家族が、お口の健康に興味をもち続けていただける事を、心から祈りたいと思います。


金賞受賞作品(敬称を省略させていただきます)
■図画・ポスターの部
田園調布小学校6年
園部 響也
大森大八中学校1年
河野 未来
大森西保育園
具志堅 久登
調布大塚小学校3年
栗木 美羽
東調布中学校2年
高見 遥
田園調布小学校4年
細萱 美希
貝塚中学校1年
瀧澤 優衣
大森第六中学校 3年
谷中 美聖
大森第八中学校2年
田島 妃菜
   
大森第八中学校 3年
板鼻 海
調布大塚小学校 1年
米澤 美惟
田園調布小学校 5年
木暮 亜依

 
   
 千鳥小学校2年
鈴江 徳成
   

■作文の部
 


8020表彰式
平令和元年11月17日(日)、大森東急REIホテルにおいて令和元年度8020運動表彰式が開催されました。この日は晴天で暖かく、絶好の日和でした。
8020運動は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動で、平成元年から始まりました。歯科医師会としては、歯の健康維持を実践してこられた大田区にお住まいの高齢者の方々を表彰することで、8020運動を区民の健康づくりの励みにしていただきたいと考え、この表彰式を毎年おこなっております。
最新の歯科疾患実態調査では、8020を達成した人は51.2%で今や2人に1人以上の割合となり、開始当初の8.2%と比較するとまさに融世の感があります。
本年度は大森地区から58名の方々が表彰式に参加されました。その中から最高齢91歳の方と89才の方に松原忠義大田区長から大田区長賞が授与されました。その後、中島穣大森歯科医師会会長より全員の方が表彰されました。
     
     


お口の健康パネル展
令和2年2月9日(日)、JR大森駅中央口コンコースにて「お口の健康パネル展」が開催されました。「歯の衛生思想普及事業」の一環として、本会が毎年行っているイベントのひとつです。
歯周病治療、虫歯治療・予防、入れ歯治療、矯正治療、インプラント治療、口腔がんなどについてのパネルを展示し、本会の歯科医師、歯科衛生士が区民の皆様のお口の健康相談を行いました。
来場された方にはお土産として、本会発行の「私の待合室」と歯ブラシや歯磨剤、お子様には歯ブラシと消しゴムを配布いたしました。
1月後半頃から、コロナウイルスの警戒や注意を呼び掛ける報道が増え始め、この日もマスクをしながら歩いている人も多く見られ、日曜日ではありましたが、例年に比べると駅、改札口付近の歩く人も少ないように感じました。とは申しましても予定の時間にはすっかりお土産もなくなりました。通りがかりの家族やご年配の方々が、興味深くパネルをご覧になったり、質問をされたり、本会のこの事業が、区民の皆様の間に定着してきていると感じました。
今回のことを総括いたしまして、次年度も区民の皆さまのお役に立てるような事業にしていきたいと思います。


お口の健康フォーラム、口腔がん検診
令和元年12月1日、嶺町特別出張所で行われた「第32回嶺町文化センターまつり」において、大森歯科医師会として「お口の健康フォーラム」と無料の「口腔がん検診」を開催しました。
「お口の健康フォーラム」では、1回目:本会会員の高峰幸志先生による「ヘルスプロモーション 自分の力で健康に!」、2回目:同じく会員の倉林仁美先生による「健康な歯並びのために セルフチェックしませんか?」と題したミニ講演会を開催しました。何組もの親子連れが、熱心に講演を聞かれている姿が印象的でした。
同時開催の「口腔がん検診」では、45名の方が受診されました。このうち9名の方に、白板症、繊維腫、乳頭腫、唾石症、扁平苔癬、中咽頭腫瘍の疑い等で専門医療機関での受診をお勧めしました。
受診された方のアンケートでは、
・できものが発見されて良かった
・こんな良いチャンスは受けるべきだと思った
・とても詳しく教えて説明していただきました
・口腔がん検診を検診事業に入れて欲しい
・頑張ってください
等々のご感想、ご意見をいただきました。
この「嶺町文化センターまつり」での本会の口腔がん検診は、平成27年からはじまり、今回で5回目になります。
今までの結果は、以下の通りです。
平成27年11月 39名中3名要精密検査(以下要精検)(白板症、繊維腫他)
平成28年11月 51名中1名要精検(白板症)
平成29年11月 54名中5名要精検(白板症、乳頭腫、繊維腫他)
平成30年11月 57名中9名要精検(白板症、扁平苔癬、血管腫、繊維腫他)
普段、歯科医院で早め早めの治療を受けている方でも、舌の奥や裏側、ほっぺたの奥の方までチェックする口腔がん検診は別物です。2週間以上治らない口内炎や、しょっちゅう傷になってしまう場所や、尖っていつも気になる被せ物等がある場合は、まずはかかりつけの歯医者に、今一度よく診てもらうことをお勧めします。
今後、お口の中にも、がんはできるということを、すこしでも多くの皆様に知っていただくためにも、引き続き活動していきたいと感じました。
     


寝たきり高齢者訪問歯科支援事業
大田区民約67万人のうち、65歳以上のねたきりの方々は、およそ8000人弱いるといわれております。このねたきり高齢者の方々は、全身的な疾患は勿論のこと、歯及び口腔の疾患、また食事摂取や嚥下(飲み込み)の問題などもほぼ全員の方がお持ちであると思います。
このような方に対して、歯科医師を派遣することによって歯科健康診査、摂食嚥下機能診査、治療案内などを行い、心身機能の低下の防止と健康の保持、増進を図ります。
(この事業の対象者は原則として家庭において、ねたきり状態にあるおおむね65歳以上の方で通院困難な区民に限ります。)


警察協力医会
本会の警察協力医会は、大森警察署・池上警察署・田園調布警察署と大森歯科医師会会員の連携を常に保っています。その上で本会会員もまた身元不明死体の検屍や歯科法医学的見地のもとに、警察捜査に絶えず協力しています。
事件、事故、災害時における身元確認活動に協力し、さらには毎年上記の3警察署との連絡会を定期的に開き、連絡を密にし、歯科法医学を活用して捜査活動に協力できるよう日々努力、研鑽を重ねています。
今年度も平成31年2月8日(金)午後7時より、3警察署から警察官の方も参加していただき、講演会を開催いたしました。

  「医療の法的側面と東日本大震災検案(グリーフケアを含めて)」
     JA長野厚生連 富士見高原病院 副院長
     日本大学医学部法医学教室 非常勤講師 後藤 敏 先生

今後も警察と一緒に検屍等の知識を高め、事故・災害時に迅速な連携がとれるよう備えていきたいと考えています。


学校・保育園歯科健康診査
学校歯科健康診断
1.学校の健康診断
学校の健康診断の一環として歯の検査を実施するにあたり学校歯科医としては、児童・生徒の年令に従い、歯と口の発育と全身的発育とが順調に行なわれ、しかも健康に障害がないかを診断するのが目的です。
〔処 置〕
交換期乳歯の発育の障害、疾病や異常を早期に発見し、適切な処置が行なわれるように指導する必要があります。
〔保健教育・保健管理〕
歯科健診を通して、児童・生徒と接触して、歯の健康に関する保健教育を推進する事、保健管理面と保健教育面について考慮がなされねばなりません。能率的で効果ある健診を実施するには、学校歯科医が中心となって、養護教諭・教師・児童・生徒、父母等全員が協力して、保健教育活動を行なうように、学校教育の立場になって計画しなければならないでしょう。
2.歯科健診の内容
1) 就学児の健康診断は、治療勧告などその他適切な措置をとらねばなりません。
2) 児童・生徒の健康診断については、疾病の予防処置を行ない、又は治療を指示し、適切な措置をとる必要があります。
3) 健診項目については、特にむし歯・歯列不正・歯周疾患・顎関節の異常等の検査、その他不正咬合にも注意します 
保育園歯科健康診査
人の健康に対する考え方は、子供のころから段階を経て作られてきます。幼児の時からのしつけ、教育が大切です。よく噛むことによって体に栄養を与え、脳に刺激を与えることになります。噛むと、唾液の分泌が良くなります。それは脳にある中枢を刺激します。
食物が砕かれることによって胃液の分泌がよくなり、胃粘膜への刺激も少なくなり、さらに体内への吸収が良くなります。それが体をつくるすべての組織へ行き、栄養となり、成長していきます。その入口が「口」なのです。
最初のステップの保育園での歯科健診を通して、園児・保護者の方たちに口腔の大事さをお伝えする、それが保育園歯科の一つの役割と考えています。年に2回(春・秋)、保育園歯科医が歯科健診を行っています。


介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)歯科協力事業 
大森歯科医師会では、大田区の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)へ訪問し、歯科保健医療協力を行っています。
この事業は施設で生活する高齢者の方々への、口腔の健康指導、必要があれば訪問歯科診療の実施、口腔ケアの実施や施設の職員の方々へその方法を指導しています。また、高齢期になると食べる機能や飲み込む機能が低下して、誤嚥(間違って、食物や飲み物などが気管に入ること)や窒息などの危険性が高まります。おいしく、楽しく、安全に食事ができるように食事の状況や環境、食べ物の形態を観察し、施設職員と協働しながら「食べ方トレーニング」を実施しています。我々、大森歯科医師会は施設に入所されている方々の口腔機能を維持することを心がけています。


障害者施設歯科健康診査
障がいのある方々も、明るく健康で自立した生活が出来ることや自らの努力で地域社会との交流が出来ることはとても大切なことです。これらの環境を整えることが我々歯科医師会の責務だと考えております。その中で歯科保健活動事業として様々な障がい者(児)の施設へ訪問し、歯科健康診査および歯磨き指導、歯科健康相談などを行っています。歯科健診後に必要があれば会員診療所や連携歯科病院等への紹介なども行っています。
◎区立心身障がい児(者)施設利用者歯科健診
・上池台障害者福祉会館
・大田福祉作業所
・大森東福祉園
・こども発達センター わかばの家
・新井宿福祉園
・久が原福祉園
・池上福祉園
◎民間の障がい者通所施設12ヶ所
・のぞみ園
・スペースC
・Pプロゼクト
・まごめ園
・はすの実作業所
・シーエス・アディ
・雪谷工房
・とちの実作業所
・アルファ企画
・ENTAS
・カフェパーチェ
・みどりの歩み


講演会

学校・保育園歯科講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和2年2月18日(火)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯肉の画像判定教材の活用」
講師: 東京都学校歯科医会 専務理事 澤田 章司 先生

第2回学医療管理講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和2年2月14日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯科診療所職員に対する感染対策の今後~総合病院の例を参考に~」
講師: 東邦大学医療センター大森病院口腔外科 部長 関谷 秀樹 先生

第1回医療管理講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和元年11月27日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「年次有給休暇の取得推進への対応」
講師: 日本クレアス社会保険労務士法人 社会保険労務士 中山 啓子 先生

第2回公衆衛生講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和元年11月8日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「インプラントトラブル-外科~周囲炎までの対処法~」
講師: 昭和大学歯科病院インプラントセンター センター長 宗像 源博 先生

第1回学術講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和元年11月22日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯内療法今昔物語」
講師: 澤田デンタルオフィス 院長 澤田 則宏 先生

第1回公衆衛生講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 令和元年9月25日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「障がい者歯科治療」
講師: 昭和大学歯学部小児成育歯科学講座 教授 船津 敬弘 先生

第3回学術講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成31年3月27日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「救急時の対応について」(仮)
講師: 荏原病院歯科口腔外科 医長 長谷川 士朗 先生

第3回医療管理講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成31年2月19日(火)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「東京都歯科医師会 医事処理の現状(仮)」
講師: 東京都歯科医師会 医事処理担当理事 千葉 治 先生

警察協力医会講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成31年2月8日(金)  開演:午後7時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「医療の法的側面と東日本大震災検案(グリーフケアを含めて)」(仮)
講師: JA長野厚生連 富士見高原病院 副院長 日本大学医学部 法医学教室 非常勤講師 後藤 敏 先生

第3回公衆衛生講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成31年1月23日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「認知症の人の背景を理解した食の支援を考える」
講師: 東京都健康長寿医療センター 枝広 あや子 先生

学校、保育園歯科講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年12月17日(月)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯科医師が知っておきたい小児科疾患」
講師: 池上総合病院 小児科 科長 辻 祐一郎 先生

第2回医療管理講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年11月14日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 歯科医院における感染管理「やるべきこととやってはいけないこと」
講師: (有)ハグクリエイション社長 歯科衛生士 第二種滅菌士 柏井 伸子 先生

第2回学術講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年10月24日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「最新の歯内療法とは」
講師: 澤田デンタルオフィス院長 澤田 則宏 先生

第1回医療管理講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年9月19日(水)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯科保健医療体制の災害時における事業継続計画(BCP)」
講師: 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎顔面外科 助教 中久木 康一 先生

第2回公衆衛生講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年8月31日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「歯科医師に知っていただきたい生活習慣病」
講師: 医療法人社団 松和会 常務理事 順天堂大学 名誉教授 富野 康日己 先生

第1回公衆衛生講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年7月31日(火)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「オーラルフレイル、口腔機能低下症の評価法等について」
講師: 昭和大学歯科病院 口腔リハビリテーション科 教授 高橋 浩二 先生

第1回学術講演会の開催
標記につきまして、下記の通り開催いたしました。
日時: 平成30年7月13日(金)  開演:午後8時
場所: 大森歯科医師会館 2階ホール
演題: 「最新の世界標準的顎関節治療戦略について」
講師: グリーンデンタルクリニック 神奈川歯科大学 臨床教授 島田 淳 先生 


大森歯科医師会では、以下の事業にも取り組んでいます
・健康大田21への支援
・歯科医院における禁煙支援プログラムの実施
・高齢者・障害者への訪問歯科診療等の実施
・介護保険における居宅療養管理指導の実施