歯と口の健康意識の向上を目的とした「歯と口の健康週間」のイベントとして、図画・ポスター・作文コンクール表彰式、展示会が毎年行われています。
コンクール開催のご報告
令和5年「歯と口の健康週間」図画・ポスター・作文コンクールが開催されました。応募作品は図画・ポスターが334点、作文が11点いずれも力作で選考に大変苦労しました。
その中から優秀な作品の表彰式を令和5年6月18日(日)池上会館に於いて行いました。今回のコンクールをきっかけに、児童・生徒の皆さまとご家族がお口の健康に興味を持っていただく事を、ご期待致します。
金賞受賞作品の紹介
敬称を省略させていただきます。
8020運動は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動で、平成元年から始まりました。歯科医師会としては、歯の健康維持を実践してこられた大田区にお住まいの高齢者の方々を表彰することで、8020運動を区民の健康づくりの励みにしていただきたいと考え、この表彰式を毎年おこなっております。
「8020表彰式」開催のご報告
令和元年11月17日(日)、大森東急REIホテルにおいて令和元年度8020運動表彰式が開催されました。この日は晴天で暖かく、絶好の日和でした。
最新の歯科疾患実態調査では、8020を達成した人は51.2%で今や2人に1人以上の割合となり、開始当初の8.2%と比較するとまさに融世の感があります。本年度は大森地区から58名の方々が表彰式に参加されました。その中から最高齢91歳の方と89才の方に松原忠義大田区長から大田区長賞が授与されました。その後、中島穣大森歯科医師会会長より全員の方が表彰されました。
「歯の衛生思想普及事業」の一環として大森駅のコンコースで展示を行っています。歯科に関するパネルを制作してブースで展示しています。パネルの前で足を止め、本会会員の説明に聞き入って、日頃から気になっていたお口に関する疑問点を積極的に質問される方、歯ブラシをもらって喜ぶお子さま達などの姿がいつも見られます。和やかな雰囲気の中で、区民の皆様の口腔衛生向上のお役に立てるように取り組んでおります。
「お口の健康パネル展」開催のご報告
令和6年1月28日(日)、JR大森駅中央口コンコースにて「お口の健康パネル展」が開催されました。
「歯の衛生思想普及事業」の一環として、歯科に関するパネルを制作してブースで展示しています。今回は歯周病治療、虫歯治療・予防、入れ歯治療、矯正治療、インプラント治療、口腔がんなどについてのパネルを展示させていただいき、また(大田区公認キャラクターである)「はねぴょん」も2回目の応援にかけつけてくれて多くの方々にパネルの前で足を止めていただき、ご覧いただきました。
日頃から気になっているお口に関する疑問点を積極的に質問され本会の歯科医師、東京都歯科衛生士会の歯科衛生士による健康相談もさせていただきました。また、来場された方にはお土産として、本会発行の会報誌である「私の待合室」や「おおた医療Book」と歯ブラシや歯磨剤、お子様には歯ブラシと消しゴムを配布いたしました。
コロナも5類となり大森駅での人の往来を見ると以前と同じような街に活気が戻ってきていることを感じます。本会のこの事業が、これからも区民の皆様の口腔衛生向上のお役に立てるよう続けていきたいと思います。
地域住民の皆さまに向けて、お口の健康フォーラムや口腔がん検診を開催しております。「嶺町文化センターまつり」での本会の口腔がん検診は平成27年からはじまりました。
「お口の健康フォーラム・口腔がん検診」開催のご報告
令和元年12月1日、嶺町特別出張所で行われた「第32回嶺町文化センターまつり」において、大森歯科医師会として「お口の健康フォーラム」と無料の「口腔がん検診」を開催しました。「お口の健康フォーラム」では、1回目:本会会員の高峰幸志先生による「ヘルスプロモーション 自分の力で健康に!」、2回目:同じく会員の倉林仁美先生による「健康な歯並びのために セルフチェックしませんか?」と題したミニ講演会を開催しました。何組もの親子連れが、熱心に講演を聞かれている姿が印象的でした。
同時開催の「口腔がん検診」では、45名の方が受診されました。このうち9名の方に、白板症、繊維腫、乳頭腫、唾石症、扁平苔癬、中咽頭腫瘍の疑い等で専門医療機関での受診をお勧めしました。
受診された方のアンケートでは、
・できものが発見されて良かった
・こんな良いチャンスは受けるべきだと思った
・とても詳しく教えて説明していただきました
・口腔がん検診を検診事業に入れて欲しい
・頑張ってください
等々のご感想、ご意見をいただきました。
この「嶺町文化センターまつり」での本会の口腔がん検診は、平成27年からはじまり、今回で5回目になります。
今までの結果は、以下の通りです。
平成27年11月 39名中3名要精密検査(以下要精検)(白板症、繊維腫他)
平成28年11月 51名中1名要精検(白板症)
平成29年11月 54名中5名要精検(白板症、乳頭腫、繊維腫他)
平成30年11月 57名中9名要精検(白板症、扁平苔癬、血管腫、繊維腫他)
普段、歯科医院で早め早めの治療を受けている方でも、舌の奥や裏側、ほっぺたの奥の方までチェックする口腔がん検診は別物です。2週間以上治らない口内炎や、しょっちゅう傷になってしまう場所や、尖っていつも気になる被せ物等がある場合は、まずはかかりつけの歯医者に、今一度よく診てもらうことをお勧めします。
今後、お口の中にも、がんはできるということを、すこしでも多くの皆様に知っていただくためにも、引き続き活動していきたいと感じました。